泉の観察をした同じ日、足を伸ばして近くの滝も観察しました.
続けて見たためか、いろいろと対照的な水の様相が目に止まりました.
– 湧水では水は下から上へ湧き出ているのに対し
– 滝は、当然ですが、上から下へ流れ落ちている.
– 湧水はひとつの泉を形づくりあくまで透明.
– 滝は複数の流れとなって色としては白く見える.
– 泉が周囲を映し出す像はひとつだけれど
– 滝は水滴や泡として、無数の景色を(おそらく)映しこんでいる.
– 泉はもっぱら土との関わり
– 滝は岩や空気と関わっている
– 泉は周囲の光景と相まって色彩を感じるが
– 滝は黒い岩場に白い流れで、モノクロ感が強い.
– 泉には一見したところ動きは感じられないが、
– 滝は動きそのもの.岩場を下るリズムも感じられる.
などなど.
観察した場所が「調音の滝」という名前だったので
参加した方々は音に注目した人も多かったです.
何が正解、ということはなく、
さしあたりは “気づき” に注目します.
この練習することで、外の世界の物事が
自身の内面で何を喚び起こしているのか、
意識しやすくなります.