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アリーナにて



29 世界の沈黙

昨日の写真をあらためて見ると、左側に映っている福岡進学塾さんの看板が妙に目につきます.撮影したときは爽やかな朝の陽射しにばかりひかれて、全く意識から外れていました.

3番で虫のことを書いた時も同じでしたが、カメラには意識していなかったものも写ります。そこに絵画とは違うおもしろさ、可能性があるとも思います.

でも考えてみれば、その時僕自身の眼にも、看板や青虫は映っていたのですよね.

お前の目は節穴か、と言われてしまいそうですが、逆に言えば眼のほうは常に全てを捉えていて、それに追いついていないのは意識のほうです.
そういう意味では、意識は眼に到底追いつけない気がします.眼が捉えたものを、意識が完全に満たすことはあり得ないとすら思います.

もしそんな認識があり得たとしたら、自然はもっと多くのことを、僕らに語りかけてくれるでしょう.

2007/07/06 22:39:25